公共の場でのマナーは、その国の成熟度をあらわしている。家族もいつまでも自分だけの世界に甘んじるのではなく、社会の中の一員に成熟していってほしい。
下重暁子「家族という病」より引用
「家族」をテーマに書かれた本です。
家族の絆といえば聞こえがいいですが、絆は一種の呪縛で時に自分を苦しめるという内容が書かれています。
家庭円満な方は読んでもつまらないかと思いますが、「家族は仲良くなければいけない」と苦しむ人には参考になる一冊だと思います。
この一文が印象に残った理由
”公共の場でのマナーは国の成熟度をあらわしている”という言葉に衝撃を受けるとともに、腑に落ちたことが理由です。
私は前職で接客をしていましたが、お客様によって態度は様々です。
販売員に対しても快く接してくださる方もいらっしゃれば、電話をしながら販売員に話しかける方もいらっしゃいますし、明らかに不機嫌な態度で入店してそれをぶつけてくる方もいらっしゃいます。
もちろんお客様にはそれぞれ事情があるので、一概にいい・悪いとは言えないかもしれませんが、その方の公共の場での過ごし方が現れるものなのだと感じました。
私もこの一文に出会い、自分の電車でのマナーやお店でのマナーを気を付けようと思いました。
自分の外での行動が日本の成熟度をあらわしていると思うと、ちょっと身が引き締まりますよね。
”自分の世界に甘んじるのではなく、社会の一員として成熟”できるよう、社会のために何ができるかを考え行動したいと思います。
最後に
今、新型コロナウィルスで世界は混乱しています。
今までの日常が変わり、多くの人が困っていると思います。
余裕のない方も多いと思います。
ニュースやSNSでは買い占め問題や、外出自粛の問題など挙げられており、本当に困っている方に物資がいかなかったり、必要以上の外出をしてしまう人もいます。
そんな時、この一文を思い出してください。
公共の場でのマナーは、その国の成熟度をあらわしている。家族もいつまでも自分だけの世界に甘んじるのではなく、社会の中の一員に成熟していってほしい。
下重暁子「家族という病」より引用
お店側は販売の工夫をしたり、家で楽しく過ごす方法を発信している方もいます。
そんな方々をすごいなぁと思いますし、小さなことでも、自分のできることをやっていこうと思いました。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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