親は勝手に子どもを産んだ、子どもを育てるのは親の義務、と考える若者へ ~そんなこと思うのはもうやめにしよう!~

心を整える

はじめまして、アラサー女の雪だるまです。

親は勝手に子どもを産んだから教育費を払うのは当然、子どもを育てるのは親の義務、という考えをお持ちの若者よ。

ええ、かく言う私もこのような若者でした。(今も若者に入る?)

しかしですね、これはとっても恥ずかしい考えだったと感じております。

私はこのような考えを持っている人に反論したり、お説教したり、諭したいわけではありません。

むしろ、その気持ちわかるよ、でも恥ずかしいから口に出して言うのはやめた方がいいよ、と警告したいのです。

それはまるで、俺は本気出してないだけ、と言ってる人と一緒なのです。

とってもかっこ悪くて、惨めで、恥ずかしいことなのです。

ここでは私が、過去の自分に伝えたいことを書きますので、そのつもりでお読みいただければと思います。

雪だるま
雪だるま

あの頃の雪だるまよ、刮目して見よ!

その主張、カッコよくないし、聡明でもないよ?

高校生・大学生くらいになると勉強もできるようになって、知識もついて、アルバイトしたりして、自分の成長を感じやすいですよね。

政治について話したり、難しいテーマについてディスカッションしたり、親との会話も小さい頃と比べて現実的な内容になります。

社会人として働くようになると、会社の方針とか社会情勢とか顧客の動向とか色々考えを巡らすようになりますよね。

考え方も感情的なものではなく、ロジカルな筋の通ったものになっていきますね。

そう、様々な場で活動して、刺激を受けて、成長していきます。

だから時には自分に酔ってしまうことがあるんですね。

私には自分の考えを主張する権利がある、と。

そしてそういう自己陶酔している時に「親は勝手に子どもを産んだから教育費を払うのは当然、子どもを育てるのは親の義務」という考えを正当化してしますのです。

私は自分の中でこの考えが芽生えたのではありません。

人から聞いたのです。

その時は、そんな考え方もあるのか、強気だな、と思っていました。

しかし、親の期待を外れた大学に進学した時、学費を払ってもらうのに抵抗を感じました。

なんだか親に申し訳なく思いました。

社会人になり、お給料をもらえるようになり、学費という多額の金額を稼ぐ大変さを身に染みて感じるようになります。

そうすると益々、学費に対する引け目を感じるようになりました。

そして、自分を保護するようにあの言葉が浮かびました。

親は勝手に子どもを産んだから教育費を払うのは当然、子どもを育てるのは親の義務。

この言葉は、自分を強くしてくれる。ともすれば自分は賢いのでは?こんな主張ができるなんて、と錯覚させました。

言わせてもらおう。

全然賢くはない。強くもない。

カッコよくもないし、聡明でもない。

本当に賢い人は、大学でたくさん勉強し、自分の学んだことで社会に貢献し、親に学費を払ってくれたことを感謝します。

本当に強い人は、大学の勉強の傍らアルバイトをし、少しでも親の学費の負担を減らそうとするでしょう。

本当にカッコよくて聡明な人は、自分を守るために権利や義務を主張しません。

本当にカッコよくて聡明な人は、自分の弱さを認め、非を認め、それでも果敢に挑戦するときにその言葉を使います。

言わせてもらおう。

君のその思考は恥ずかしい。

自分に時間やお金や労力をかけて育ててくれた親に、どうしてそんな恩知らずな主張が浮かんでくるんでしょう?

自分のことを一丁前に思ってる割に、親の好意に甘えた、お子様な主張ですよ。

雪だるま
雪だるま

恥ずかしいよ。そのことに気づいてよ。

例えば親子逆転の立場で考えると・・・

例えば逆の立場で考えてみましょう。

自分が仕事しながら、疲れた身体で、自分の稼いだお金で、文句ひとつ言わず親の介護を懸命にしてるのに、親から「まぁ親の介護するのは子どもの当然の義務よね」と言われたらどう思いますか?

普通だったら「この毒親・・・」とかって思いますよね。

「誰が世話してると思ってる!」って怒りが込み上げてきますよね。

SNSとかで「介護してるのにうちの親が~」とか愚痴りますよね。

もう介護施設に入れようって思いますよね。

なかなか「いいの、親のために私がやりたくてやってるんだから」と仏心になれませんよね。

でもね、子どもから「子育ては親の義務でしょ」って言われても「そうよ、あなたのために私がやりたくてやってるのよ」って親が大半じゃないですか?

「そうよ、子育ては親の義務なのよ。学費だって親が払うものよ。」って。

でも子どもから言われて、寂しくても悲しくても、仏心になれるのって親だからじゃないでしょうか?

そんな暴言を吐いても許してくれるのは、親心なのではないでしょうか?

君はその親の心に甘えているんですよ。

君の「子育ては親の義務」という主張は、親の仏心の上に成り立つ、親頼みの甘えた主張なのですよ。

いやいや、と思ったなら会社で考えてみましょうよ。

会社は私を雇ってるんだから給料払って当然、って思います?

会社のために頑張って働いてるから何言ってもいい、って思います?

社会に出るとこの考え方は幼稚ですよね。

何もわかってないですよね。

会社は労働に対する対価として給料を払うのです。

会社のために頑張ってるという考えはただのエゴです。

何をもって頑張ったと言えるのでしょう?残業?自己啓発?

会社が求めてるのは利益です。残業や自己啓発ではないです。

何言ってもいいってもうそれただのわがままです。

雪だるま
雪だるま

ああ、口うるさいお説教モードになっちゃってるよ、コレ。

ゔぅん、失礼(-_-;)

話を戻すと、一歩社会に出れば幼稚ととられる考えを、親相手に考えてしまってるよってこと

社会でそんなこと言えば白い目で見られますよ。

「子どもを育てるのは親の義務」と言っても、親が白い目をしないのは、親心のため。

そんな親に甘んじて、甘々な主張をするのはやめにしよう!

その主張は、自分は幼稚で甘々な考えの人間だよ、と言ってるのと同意だよ。

親に育ててもらったという負い目や引け目を認めたくなくて、弱い自分を隠すためにそんな主張をするのはやめにしよう!

親に育ててもらったことに素直に感謝しよう!

そして、もっとカッコいい大人になろう!

雪だるま
雪だるま

ちょっと、ぺこぱみたいになった。

その考えは育てる側のもの

「親は勝手に子どもを産んだから教育費を払うのは当然、子どもを育てるのは親の義務」というのは、育てる側の考え方なんですよ。

自分が親になる、となったら責任を持って自分の子どもを育てようって思いますよね。

親が自分を育ててくれたように、自分も子どもを育てようって。

で、責任を持って育てるんだから、仕事しながら、疲れた身体で、自分の稼いだお金で、文句ひとつ言わず育てようって頑張ると思うんです。

だからね、「親は勝手に子どもを産んだから教育費を払うのは当然、子どもを育てるのは親の義務」って考えは育てる側のものなんです。

育ててもらった側が使う言葉じゃないんですね。

成熟した大人になろう!

どうですか?

最初の主張が幼稚で恥ずかしく思えてきませんか?

聡明どころか、愚かで精神的に未成熟だと認めてるようなものです。

つべこべ言わず、あれこれ考えず、素直に親に感謝しましょう。

それが成熟した大人になるための第一歩です。

雪だるま
雪だるま

お父さん、お母さん、ありがとう!!!

よし、カッコいい大人になるぞ~!

では、最後までお読みいただきありがとうございました。

雪だるま

雪だるまです。海自彼女→海自妻&一児の母。海上自衛隊の彼女の実態、海上自衛隊の妻の実態、育児、私の趣味、について綴っているブログです。私の語りが誰かの役に立てばいいな、という想いで書いております。

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